4. 再び考える

 何気ない日常。

 実際に体験しないと書けない部分がある。私には。

 恋愛も…?

 い、いやいやいやいやいや、第三者的に考えて、目の前にイケメンが居て…。

浅木あさき…?」

 深森ふかもりだと思ったら、負け。

「無理」

「無理?」

 負けた。

 深森じゃなければ、いいのかな…。

「浅木、近しぃ…」

「あっ…」

 いつの間にか、深森の顔面が目の前に…。どうやら、イケメンを想うあまりに近付き過ぎたらしい。

「ゴメン…」

「迷走中?」

 では、隣でオンナノコを(ゲームで)口説いている深森に聞こうじゃないか。

「リアルな恋愛ってオイシイの?」

「こっちが聞きたいわっ」

 ……だろうな。

 二次元大好きな深森に聞くんじゃなかった。

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