第38話 あけましておめでとうございます
遅くなりましたが、みなさま、あけましておめでとうございます。お正月はいかがでした? 私は引き続き夏の休暇中ですが、お正月っていう雰囲気はナッシングでしたね〜。
たいていのオーストラリア人にとって、元旦というのは、大晦日で飲み過ぎて二日酔い(もしくはカウントダウンで夜更かしして朝寝坊)な日です。お店も娯楽施設もほとんど閉まっているので、大抵は家でゴロゴロ。
朝日を見に登山に行く人や、サーフィンをしながら初日の出を拝むような志の高い方もいらっしゃいますが、少数派です(自分調べ)。
おせち料理もお雑煮もないので、朝起きてフツーにトースト食べたりします。お正月はやっぱり日本が恋しくなりますね。
さて、ひっそりと新作の長編の初稿を書いております。冒頭からつまづいてしまって、最初の三千〜七千字くらいを、何度も何度も書き直しています。
初稿は書き直さないで最後まで書け! ってアドバイスをよく聞きますし、自分でもそうだな〜って思います。最後まで書かないとわからないことってたくさんありますもんね。
最後まで物語を書かないうちに、冒頭を七回も書き直すなんて「悪い見本だから真似しちゃダメですよ」と言いたくなる愚行です。私のバカバカ〜!
プロットは最後まで決まっていて、けっこう気に入ってます。ウケるかどうかはともかく、自分なりに緩急のあるストーリーラインだと思うし、何より、一読者として自分が読んで見たい物語なんですよ。なので絶対に最後まで書きたいと思っているんですよね〜。
なのになのに、部屋の隅っこの家具と家具の間で、ゴンゴンぶつかって抜け出せない、初期のルンバみたいに、おんなじとこをぐーるぐーる書き直しております。
ウチのルンバ、十年以上前にいただいた初期のやつなんですけど、見てるとものすごくイライラします(笑)。おんなじとこゴンゴン回ってどうすんの〜? むっちゃ頭悪いなぁって思います。……ってそれ、私ですやん。
でも、外出するときにルンバをつけて、数時間後に帰宅すると、そこそこちゃんと掃除されてるんですよ。不器用で頭悪い子だけど、愚直にゴーン、ゴーンってあちこちにぶつかりながらも、何時間も部屋をさまよっているうちに、なんとか仕事は終わらせているのです。
ウチのルンバ、かなりの年季物で、いつ天に召されてもおかしくないんですが、買い換える時が来たら、本気で悲しい気持ちになりそうです。バカな子ほどかわいいっちゅうか。
執筆の話に戻りますが、自分の筆の遅さに、orz ← こんな感じで四つん這いになって嘆いたりしてます。でも、自分の能力のなさと、ウチのおバカなルンバの姿を重ねると、がんばろうって気になります。
何回ゴーンゴーンと壁にぶつかっても、諦めなかったら書けるはず! 筆がのりまくって書くのが楽しくて仕方ない、執筆ハイに早くならんかな、と思っている年始です。
本年もどうぞよろしくお願いします。
追記:私が今滞在しているマラクータという場所で、ステキなシニアカップルにお会いしました。大規模な山火事に見舞われた三年前、復旧を手伝うために町の外からいろんな人がやってきたのですが、その中の一人の女性、ジューンさん(仮名)が、奥様をご病気で亡くされた地元の男性とカップルになりました。
お二人とも七十代で、一緒に住み始めて二年経った今も、とってもラブラブでした。七十代で新たに恋をするなんて、すてきだわぁってほっこりしました。
後日、お義母さんから、「ジューンさん、レズビアンだったのよ」と聞かされた時はびっくりしました。ジューンさんご自身から、何十年も寄り添ったレズビアンのパートナーがいたと教えてもらったそうです。しかも、そのパートナーさんと付き合う前は、別の男性と結婚してて、元旦那さんとの間に成人したお子さんが二人いらっしゃるんだとか。
マラクータって、やたらと濃い人が集まるなーって前から思ってたんですけど、振り幅がすごいです(笑)。世の中、いろんな人がいらっしゃいますね〜。
追記2:明日は花金です。
レギュレーションは『甘く危険なストーリー』キーワードは『フォトフレーム』
詳細はこちらです。
https://kakuyomu.jp/users/mashironatsume/news/16817330650270392792
1000字から参加できるので、よかったらお気軽にご参加ください。
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