自著解説
「偶然モーメントリバー」
デビュー作。偶然から始まる河童との恋を描いた作品。この頃は安アパートに住み、バイトと自宅を往復するだけの生活をしていて、とにかくストレスが溜まっていた。そのストレスをぶつけた作品。325万字。
「メロン殴り」
メロンを殴り続ける男の日常とその裏に秘められた陰謀を描いた作品。ドラマ化できたらいいなあと思い、ストーリーをわかりやすくするようにしたかったのだが、結局滅茶苦茶な筋になってしまった。255万字。
「踏みつけ大臣 風見鶏学」
政治的な内容にも切り込んでいきたいなと思い、書いた作品。でも政治のことを調べるのが面倒で想像だけで描いていたら、方々から批判された作品。215万字。
「応仁の乱 序章 文月の厠」
政治をやったら次は歴史だろうと思ったが、これも調べるのが面倒だったので、適当に書いたら、とうとう読者が離れていった作品。歴史的に正しくないとかじゃなく、普通につまらなかったらしい。全八巻の予定が、一巻で打ち切られた。180万字。
「夕暮ディスカッション」
河川敷で毎日ディスカッションしている男女の恋愛を描いた作品。9割が台詞で、地の文が少なすぎて、読者から見捨てられてきた時期の作品。100万字。
「スイカ殺し」
「メロン殴り」の続編。スイカを殺し続ける男の日常とその裏に秘められた陰謀を描いた作品。単純に「メロン殴り」とほぼ同じ内容になってしまって、さすがに迷走していることを隠しきれなくなってきた。6万字。
「僕らのオクラホマ物語 2 ジョニーのパンツがありゃりゃりゃあ」
ショートショート集。書いた記憶はない。2万字。
「泥棒がやってきた ヤア!ヤア!ヤア!」
何だっけ、これ。もう全然記憶がない。たぶんこの時期から小説を書くのやめようとか思ってたはず。でも本当に記憶がない、まじで。まじで記憶ない。なにこれ、怖いよ。何? これ本当に俺の作品? なにこれ。何なの、これ。は? 300字。
「僕らのオクラホマ物語 4 ジョニー逮捕か」
なにこれ。知らない。知らないよ。何? わからん。まじで知らん。わからない。わかるわけがない。何? 何なの? 嫌がらせ? え? 編集部よ。舐めてるだろ。俺をよお、売れない作家だからってよお、おい、舐めるなよ。俺、Tポイントとかすごい溜まっているからな。おい、何? 何だって? は? は? は? 299字。
「僕らのオクラホマ物語 5 ジョニー本当に逮捕かも」
知らない。知らない。知らないって何度言ったらわかるんだよ。知らないって。なあ、何で俺の話聞かねえんだよ。ちょっとやめろ。煙草吸うなって。俺の話聞けよ。だからさ、こんなの書いた記憶ねえって。何だよこれ。だから知らないって。ちょっと、煙草吸うのやめろ。あ、ああ、おい、蹴るな。ちょっと、あの、おい。ああ、痛い。痛いから。ごめん。ごめんなさい。すみません、はい。はい。はい。わかりました。はい。ええ。なるほど。そうですよね。私が悪かったです。ごめんなさい。はい。ああ、へへ。あの、はい。298字。
「自伝 私のこれまでそしてこれから」
こんな私が本を書いていいものか、現在執筆中でございます。しかしながら、現時点でこの本を出してくれる出版社様がいない状況でございます。自費出版になる可能性があります。出版してもいいよという会社様、連絡していただけたらと思います。大変もうしわけありません。よろしくお願いいたします。現在500万字。
作家情報
柴又福間丞(しばまたふくますけ) 2008年 福井県生まれ 光線高校卒業後、ドン・キホーテでバイトをしながら小説を書き始める。「偶然モーメントリバー」で塩分社よりデビュー。幻想世界と現実世界の奇妙な融合を描いた世界観が話題となる。その後、売り上げが下がり始め、誰からも相手にされなくなる。好きな作家はチョコ太郎、草生(笑)吉、ストレッチマン。近著に「僕らのオクラホマ物語 8 ジョニーの出所が近い」(200字)「畳の数え方~あなたはきっと騙されている~」(50字)など。
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