石川家の継承

三波海人

既に始まっていた


 俺は今現在栃木に住んでいるが、過去にも一度ここへ引っ越してきた事がある。


 当時、叔父にあたる「石川敬重(いしかわたかしげ:仮名)」の容体を案じ、唯一の男手である俺が栃木へ越した。


 祖父敬重は戦争の所為で体が弱っていた。


 肺も手術で片方取っており、それはもうゾンビの様な生活を送っていた。


 その祖父「敬重」が亡くなってからかなりの年月が経つ。


 俺は敬重が亡くなった後、もう栃木にいる必要はないと考え地元である神奈川に帰った。


 のだが・・・


 


 もうその時に、この事件が始まっていたらしい。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る