最終電車のベルが鳴るとき
終電が去っていくように
時間は夢を待ってくれない
それでも間に合おうと
走った
走り続けた
途中で諦めれば
もしかしたらの後悔に
きっと飲まれてしまうから……
夢を追い続けて
追い続けて
いつか時間が
もう頑張らなくていいよ
と、そっと冷たく
でも、優しく
背中から抱きしめてくれたとき
そのとき
わたしの夢は
きっと思い出になるのでしょう
電子の海に漂う
レターボトル
そこに書かれた手紙
そこに生きた誰かの
誰かの夢の跡
願わくは
思い出であって欲しいと
祈りを捧げ
諦めた夢は
心に穴を開けて
空っぽになるけれど
諦めなかった夢は
きっと思い出になったでしょう
今日もまた
今夜も、また
最終電車のベルが鳴るとき
_________________________________________
夢を閉じると言うけれど
あなたの心を閉じないで
その物語が終わっても
あなたのストーリーは終わらない
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます