ジンパパ感想

潯 薫

Web小説の感想

第20回書き出し祭り

ジンパパ感想20-1-01 私、言うとおりにはなりませんっ!〜じゃじゃ馬令嬢の手綱捌き〜

20-1-01 私、言うとおりにはなりませんっ!〜じゃじゃ馬令嬢の手綱捌き〜

https://ncode.syosetu.com/n6044in/2/

の感想を書かせていただきました。

#ジンパパ感想

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#書き出し祭り

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 感想遅くなってすみません。

 これ、題材もキャラもめっちゃ好き。馬(それも、馬車や騎馬の馬ではなく競走馬!)が小道具や添え物ではなく、登場人物の一角として重要ポジションにいる感じがめっちゃ良いですね。

 「金獅子リオン・ドール号」に、「薔薇しょうび賞」。いかにもって感じのネーミングにも心躍ります。

 願わくば、代用の鐙を手に入れて終わりではなく、手に汗握るレースそのものも垣間見たかったですが、文字数ですよね。わかります。主人公が眼前の問題を回避すべく巡らした策略が裏目に出て、更なる難題を課されることになるところまで書き切るには削らざるを得なかったのでしょう。


 馬が好き過ぎる主人公をしっかりと描いたところで場面は一転。婚約話が持ち上がり、話に弾みがつきます。常歩から速歩に変わる感じ。イセコイ要素もバッチリ。この作品、キャラの見せ方、世界観の見せ方、主人公が直面する課題と、第一話としてのバランスめっちゃ良いですね。

 ところで。この国王が主人公に突きつけた難題ですが、その場で思いついたとは考えにくい変化球です。ジルベール殿下の婚約者になった暁には、元々やらせようと思っていた、なんなら、それが主目的だったんじゃないかって勘ぐりたくなります。

 婚約を受け入れようが、受け入れまいが、得たかった物はちゃんと手に入れる。この国王、只者ではないぞ。そんな気がします。

 本作、特に指摘したいところとかも無くて、私的にはお手本にしたい作品の一つでした。強いて重箱の隅を突つくなら(ごめんなさい)、あらすじでは百頭、本文では十頭だったところぐらい(笑)

 騎馬隊一個小隊レベルで考えて、それに無理難題感出すなら百頭だよね。いやいや、百は無理ゲー過ぎるし、希少種感出すなら十頭だよね。の間で作者さまの心が揺れたんだろうな、などと勝手に考えてニヤリとしちゃいました。

 読ませていただき、感想依頼くださって、ありがとうございました。

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