ジンパパ感想19-3-25 自称中堅冒険者のアフターライフ
19-3-25 自称中堅冒険者のアフターライフ
https://ncode.syosetu.com/n0144ik/26/
の感想を書かせていただきました。
#ジンパパ感想
#ジンパパ感想19
#書き出し祭り
#書き出し祭り19
【注意】最初に。ネタバレを含んでいます。未読の方は、まず作品をお読みください。
なかなか衝撃的な作品ですね。これは皆さん、解釈が分かれそう。私も思いついた三つの可能性について、考えてみようと思います。
まず一つ目。とはいえ、これでは無いと思ってます。
「続きとかな~んも考えてないし、衝撃的なラスト用意しとけば書き出し祭りとして跳ねるんちゃう? せや、一人称の主人公を殺しとけば良くね?」
というもの。
作者さまごめんなさい。初見の印象はこうだったもので。でも、二巡目には、色々と違和感を感じるところが見えてきたので、これは違うな、何か仕掛けがあるぞと感じました。
「……くだらない下等生物が」
「醜い生き物がいたんだ。我慢できず掃除してしまうのは当然だろう?」
なぜ吸血鬼は、セレナのみにそう言ったのか? セレナと少女の違いは? 転生者か否かかな?
では、二つ目。
実は名もなき少女こそが真の主人公で、セレナは一話だけの切られ役。この後も、各話一話だけの一人称キャラが出てきてはたっぷり自分語りを開陳した後、切られて終わる。少女は、この世界にたまに現れる異世界からの転生者を探し求めて旅をしていて、「転生者狩り」をしている。吸血鬼とこの少女はバディを組んでいる。
というもの。
「転生者狩り」というのは、我ながら面白い発想と感じましたが、これも違いますね。セレナが何歳かは分かりませんが、二十代の雰囲気。転生者が生まれてすぐに殺せばすむのに、そこまでわざわざ生かしておいて殺すというのも変だし、各話新たな転生者を用意して殺すなんて、一話こそ衝撃ですが、マンネリ化して二話目以降は面白くなさそうです。それに何より、切られ役を一人称にする必然性がない。
となれば、
一人称を与えられている以上、やはりセレナが主人公。そして、衝撃的な一話のラストではあるけれど、実はセレナは死んではいない。単に器としてのセレナの肉体が失われたに過ぎず……。
( ゚д゚)ハッ!
三巡目。
あらすじ
・チートを授かって
・その時だった。また面白そうなのが来たのは。
本文
・今大事なのは目の前にいる──
(良い女がいるね)
・彼女の新しい冒険は始まったばかりだ。
では、三つ目。
セレナは憑依するタイプの精神生命体(これはチートだわ)。これまでの肉体を捨てて、可愛らしい少女を依り代にしようと画策。二話目では、この少女がセレナ。だから、一話では敢えて少女の名前を出さなかった。
ここで考察を終えるつもりでしたが。
気になりませんか? 主人公と吸血鬼の関係。
それと、こちらの作品、やたらと誤字が多くないですか? 一つ二つならまだしも。かなりの誤字が散りばめられていて。多すぎるってことは、怪しいということ。それに、普通、自作って何度も読み返してて、会期後半ともなれば誤字に気付いて訂正しそうなもの。
極めつけは
ツナやかな目
誤用というほどではないですが、文章がしっくり来ないところもあったり。
これ、セレナが人語に長けてはいないことを表しているのでは?
死因は覚えていない。だいぶ前だから
この辺りは四大魔族戦争や終末の光みたいな争いばっか起きてたからねー。
見てきたかのような……。いや、見てきたんでしょう。何百年、いや何千年。もしかしたらそれ以上……とんでもない時間経過。そりゃ覚えてないなんてこともあるでしょうよ。
主人公は吸血鬼に転生したのでは? チートを授かったとは、まさにこのことなのでは? 四大魔族戦争や終末の光といった大きな争いを生き延び、大昔に魔王が死んで伸び伸びと「アフターライフ」を満喫する吸血鬼そのもの。
その名は、セレナ。
吸血鬼といっても、首筋にガブリといくタイプではなく、操りながらじわじわと生命力を吸うようなタイプの吸血鬼。セレナを名乗っていた肉体も、生命力を吸いつつ、新たな餌を得るための傀儡として利用していただけで。
次は可愛らしい少女を新たな傀儡に、彼女の魂を吸いつつ、「穏やか(自分の中で)な生活を過ごして」、いずれまた乗り換える。
まさに(吸血鬼にとっての)「アフターライフ」。
ここまで考えるに至って。真に恐ろしいのは吸血鬼(セレナ)じゃなくて、作者さまですよ。
「誤字も満足に見直せねぇのかよ」
「日本語がなってないから読みにくいし、こういう作品は問題外。読まない」
みたいな批判が出ることも想定内で、そんな風に上辺だけで作品を評しようとする人を嘲笑ってる……。
うわー、なんてこったい! 三つと書いたけど、四つになっちまった(ソコジャナイ)。
以上です。
感想依頼、ありがとうございました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます