ジンパパ感想

ジンパパ感想19-4-25 我らペンギン探検隊！ ～南極ダンジョンから始まる地球一周の旅～

19-4-25 我らペンギン探検隊！ ～南極ダンジョンから始まる地球一周の旅～

https://ncode.syosetu.com/n0146ik/26/

の感想を書かせていただきました。

#ジンパパ感想

#ジンパパ感想19

#書き出し祭り

#書き出し祭り19

　ペンギン主人公。転生してペンギンになったわけではなく、生粋のペンギンってところがポイント高いですね。

　多少知能は高い（ペンギン比）ものの、本人が思っている程ではなく、行動原理の基本がペンギンの本能。なので、キョドる様子含め、まんまペンギンの仕草がイメージ出来て、それはもう、文句なしに可愛い。

　加えて、そんなペンギンワールドに、RPG風演出をミックスしちゃったところに、本作の魅力要素が詰まっています。

　設定としては可愛らしさと面白さを内包していて、潜在力を感じさせてくれます。

　が。同時に惜しいかなと思う点も。（あくまで個人的に感じただけなので、話半分にお聞きいただければと思います）

　一つ目は、書き出し一話目なので、もっと跳ねたエピソードから始まっても良かったかなって点。

　成長したユールが、獰猛な鯱を相手に奮闘する場面とか。空を飛び、旋回し、氷の槍を雨のように浴びせる、みたいな。戦闘の結末は描かず、場転して（時間をもどして）改めてお話を始めるのはどうでしょうか。

　二つ目は、ユールの魅力。可愛らしさは溢れているので文句なしです。が、状況に流されるばかりで、彼の決意のようなものが薄いかな、と。

　仲間にどんなに馬鹿にされても、いつか空を飛ぶ。飛んでみせると息巻く様とか、あの氷の尾根の向こうにある世界を見てみたいとか、そういう、彼の外側へ強く輝くベクトルを見たかったかなって思っちゃいました。

　言いたい放題すみません。でも、魅力に溢れた作品でした。面白かったです。

以上です。

感想依頼、ありがとうございました。