ジンパパ感想19-1-02 鏡映しの忌み子と、鰐の花婿
19-1-02 鏡映しの忌み子と、鰐の花婿
https://ncode.syosetu.com/n0139ik/3/
の感想を書かせていただきました。
#ジンパパ感想
#ジンパパ感想19
#書き出し祭り
#書き出し祭り19
まず謎めいたタイトルから。「鏡映しの忌み子」。「忌み子」の正体は謎ながら、双子の存在を感じさせます。そして「
さて、本文。
怪しげな村の祭りの場面から始まり、場転後に主人公登場。この主人公、控え目にいって変わっていて、ぶっ飛んでます。
まず、図書室で偶然ぶつかった女性の髪色だけで、自分と縁浅からぬ女性だと思い込み、思い込んだだけならいざ知らず、我に返って「首元から手を離」すことになるような行動……、つまり、彼女の首元を掴んで吊し上げちゃってます。
さらに、別人だという説明を受け入れたのも束の間、入学したてのゼミ配属前の学部生が図書室になんの用だと詰問したり、かと思うと、髪色のせいで過酷な人生を送ってきたであろうことを想像し……女性をいきなり抱きしめる。
感情むき出しで直情的な言動の数々に驚かされます。ちょっと想像してみてください。主人公をジンパパに置き換えてみましょう。私がいきなり見ず知らずの女性に
「髪の色で知ってる人かと思ったー!」と首を絞め、
「違ってたー! でも、なんでこんなとこにおんねん!」と言葉攻め、
さらに、
「その髪色綺麗だよー!」と抱きしめる。
はい。事案一直線です。ポリスメーンされます。被害に合われた女性に、深刻なトラウマを植え付けかねない、大変な事案です。言い逃れできません。お巡りさんと嫁さんにこっぴどく叱られてしまうのは必至、必然というものです。
ところが、この主人公、
もちろん、それは
どうにも突飛な言動と展開。でも、そこには理由があるはず。
まず、
そう思って読み返すと、なるほど言動すべてが犬っぽい。
だから、
追記
いや……。犬じゃない。タイトルにある
「
ってことは。
ま、本当のところはどうなのか、わかんないんですけどね。
まだまだ謎の核心に至る手前。物語も動き出したばかりですが、色々と仕掛けが凝らされている、そんな印象の作品でした。
以上です。
感想依頼、ありがとうございました。
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