ジンパパ感想15-1-19 Gだと思って倒してたアイツ、モンスターだった。

15-1-19 Gだと思って倒してたアイツ、モンスターだった。

https://ncode.syosetu.com/n6206ho/20/


 まさに「発想の勝利」って感じの作品です! 主人公梨緒の部屋が(本人も気が付いていないようですが)実はダンジョンで、部屋に毎日出没するGが実は通常のGではなく、ポップしたモンスターだった。そして、そのGを毎日やっつけていたせいで、知らず知らずレベルが11にまであがっていた。

 設定うますぎるでしょう。


 加えて。この作品の魅力は、なにもアイデアだけではないです。素材を美味しく料理する確かな技術力。そのおかげで、めちゃくちゃ魅力的で楽しいお話になっています。

 他の何ものでもない、日ごろ意識せずに退治してしまっていたモンスターをGと設定した上で、具体的な描写を敢えて避けて読者の想像に任せているのも上手いです。GならGと書くだけで、北海道民で北海道から出たことがないって読者以外は大抵イメージできますもんね。


 気になったのは、一か所だけです。

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 何よりも未知の素材は、技術大国日本にとって、興味深いものだったらしく、様々な新素材が色んな場所に活用されている。

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 こちらの作品は、地の文は三人称神視点になっているようです。ここだけ、地の文なのに「らしく、」となっていたのだけが読んでいて気になりました。

 それ以外は完璧だったんじゃないでしょうか。


 いやぁ、面白かったです。

 感想依頼、ありがとうございました。

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