アラ還(もと)ナースの独り言
真堂 美木 (しんどう みき)
第1話 気落ちしています
コロナ禍も3年目に入りワクチン接種も進み、良いのか悪いのかわからないけれども今の生活に幾分慣れてきた感じがする。
しかし、今度は戦争の悲惨さがテレビでもネットでも随時流れてくる。目を背けてはいけないことだと思いつつもあまりにも心が痛くて遮断する。
自分自身も小さなことなのだろうけれど苦い思いが澱となって積み重なり、その結果自己感が脆くなっている気がする。
心のエネルギーが枯渇している。
そのためか元気の素である小説を読み漁り時々書くということがここ最近できていない。頭の中では書きかけの小説もどきの展開を思い浮かべているのだけれど実行に移すエネルギーが不足している。
そんな日々を送っていた今日も仕事から帰宅して悶々とした気持ちを洗い流すために風呂に入った。湯船に浸かりただぼうっと柔らかい湯を眺めていた。
するとふっと過去の患者さんとのやり取りを思い出した。
何だか少し書ける気がしてきた。
そうだ、これからナースとしての過去の経験をこの場で少しずつ書いてみよう。
自己感を取り戻すために、そしてできれば読んでくださった方に少しでも心に温かい種が芽生えますようにとの願いを込めて。
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