いづれバッドエンドになる運命🔯

ふるなる

吸血鬼からの推薦状

 唖然、漠然と口を開けた瞬間

 君は名乗る吸血鬼

 俄然、斡旋を繰り広げ終えた先

 わたし惑う花と月


 右下向く時計の針

 なのに深夜にしかならない

 カーテンの壁

 右下進む人生の線

 そこに貴方は現れ推薦状を届けた

 暗転の風


「吸血鬼は太陽に当たれません」

 仲間入りしたら昼間のない人生

 けど今でも昼間などない人生

 ならいいや

 なってもいいや


 依然、完全に口を開いて八重歯

 わたし名乗る吸血鬼

 毅然、視線に打ちひしがれた我

 仲間いない人外者


 悲惨な人生に追い討ちをかける

 人間じゃない障害

 孤独が倍増する生涯

 ネットですら逃げられる渉外

 いつしか場外

 そうかい。孤独界隈

 毎回、同じな不老媒体


 誰かになしつけられる特性

 暇すぎて自己中心的なわたしです

「吸血鬼は太陽に当たれません」

 なんて言わないから真実ない実態

 ああ、ごめん

 ああ、ごめんなさい


 彼、枯れて、死んだんだって。

 罪悪感際立ってハデスに手を伸ばす

 元人外のわたし

 ならいいか

 もういいや

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