お題:匿う(かくまう) 「ささやかな結婚祝い」

親友の由紀と昭が結婚する。

「結婚祝いは?」と聞くと

「タカシからは何もいらない。披露宴に出席してね」


当日、俺はそっと指輪をはずした。テーブルに来た新郎新婦に空っぽの指を見せる。

由紀が笑った。


指輪は昔、昭が俺に贈ったもの。

この恋を俺の中だけにかくまうのが、結婚祝いだ。





お題、ちょっと順番がちがいますが…(笑) よろしくです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る