つまらねぇ人間だな

ぱぱぱぱぱぱぱぽぱぱぽぱぱにぱぱぱぱぱぱ

どこまでいっても“つまり”はしねぇクズ

 なぁ聞いてくれ最近本当に思うんだぜ。

 世の中はつまらねえわけじゃねえんだ。

 その在り方なんてどう感じるかに憑っちまう。

 つまりな、自分がつまらなくなっちまったってことなんだよ。


 納得してねえからつまることは無くなっちまったんじゃねえのか?

 もっと良くなるはずだとかこんなはずじゃなかったとか。

 嫌われてるんじゃないかとか視線が怖いとか。

 気づいたら自分が削れていってクズになってんだよ。

 

 この前さ、大切なものが消えちまったんだよ。

 それがなんだったか分からなくなっちまった。

 どういうものかはわかるんだ。

 それが命と呼ばれるものだからさ。

 なんだったかが分からねえんだ。

 ガラス越しに冷たくなったそれを目の前で見た時に人形だって思っちまった。

 命なんかなくてもこんなに綺麗ならもういいだろうと思っちまった。

 つまらねえ人間になったと思った。

 そこで昨日まで元気に喋ってたはずの友達とかいうそいつに後ろめたさと羨ましさを感じちまった。

 こいつは形を保って終わった。つまるとこまでつまったんだ。

 心が削れた俺の横で。

 生きてる以上はいつかいなくなるのは知ってる。

 いなくなったことはそこまで気にしてねえ。

 でも、これから怖いんだよ。

 こいつに恨まれるとか想像した。

 さっきのおかしな思考回路してる命がわからない自分に欠乏感と嫌悪の妄想が襲った。

 こんなクズが生きてるって思うと自分の首先に冷たい生ものが這ってる気がした。

 

 こんな世の中つまんねえって思った。

 でもさ、やっぱり自分がつまらなくなっちまったことにしかならねえんだわ。

 わかってる気になってただけなのかもな。

 自分はデカルトを否定できねぇ気がするわ。

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