誘拐事件2日目

「雪島美亜ちゃん小学1年生で、年齢は6歳、いつもは、姉である美春さんが来るまで、校長先生が面倒見ていた。しかしその日に限り、校長先生が出張して学園にはいなかった。そこを犯人である石野竜夜に狙らわれた。聞き込みをし、後の者は片っ端しから監視カメラと、にらめっこだ。解散」


 俺は警察、250人の一人とし、仲間入る。内容は監視カメラの、確認や聞き込みを行う

警察官の一人が、話しかける。

 「石神さんは何故、ここに来たか聞いていいか?」

 

 俺はその質問に後悔と悲しい顔で、教える。

 「それはな、俺は親の子であったから。心配もするし、誘拐した石野を許したくないから。では不足かな?」

 「深いなぁ……仲間としてよろしくな」


 俺等は監視カメラの映像をしっかり見ることにした。俺には違和感が拭えないでいた。それは、小さな女の子と歩いて未だ見つからないことと、もう1つは、石野が乗った車が監視カメラに写っていないことだ。俺はもう一度、考えるそして、1つの手掛かりを思い付く。

 「青島警部、車の届けはありますか?」


 そこで青島さんと初めて出会うことになった。

 「一件届いてます。この事件と車の遭難届けはどう関係してるか教えてくれますか?」

 「なくなった場所と、きずいた時間に、車の番号を教えてくれますか?警部」

 「東京都中野区に住んでいます。夜木さん自宅で、時間は5時過ぎに遊びに行こうとした時、車がないことに気づき遭難届け出したと言ってます。車番は5132」


 そのヒントで、

石神は答えを導き引き出す。遭難届けが出された車の居場所がわかった。

 「石野竜夜は、横浜にいます。少女も一緒にいます。怪しまれないように、慎重に行動してチャンスがあるなら捕まえましょ」


 美亜が誘拐され、1日と半日が経ってしまっていた。監視カメラを見ていた警察官は、一安心していると、無線がなり渡る。

 「遭難車発見、しかし石野らしき男は乗っておらず少女もいません」


 警察官は無線で、我々に報告する。するとズドンという、銃声の音が聞こえる。それを聞いた警察官達は、体が凍るように黙り込む。そして青島警部は、警察無線で注意をする。

 「警部の青島です。……今の銃声らしき音は何ですか?」

「石野竜夜らしき男から、浜さんが射殺され命を落とされました」


 近くにいた警察官が、今の現状を伝える。そして青島警部は罪名を答える。

「報告ありがとございます。……少女誘拐事件と、殺人の容疑で石野竜夜を逮捕します。浜さんの死を無駄にはさせたくありません。私に力を貸してくれますか?」


 青島警部のその声は、怒りと同じ警察官である浜の死に報いたいという警察官としての決意や熱意を感じさせる青島達だった。

 「石神悟史さん、一般市民である貴方に、力を貸してくれませんか?」


 そんな青島警部をみて、俺も許せないでいた。

 「わかりました。ですが自分のやり方でやらせて頂きます。情報提供や情報交換するため、残ってる無線借ります」


 そうやって俺は、再び自分の家で石野竜夜の位置などを探す。そして誘拐されて2日が経ってしまう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る