雪島美春編、過去編壱

 俺等は青島広雪の自宅へ向かい、

家に到着する。

 

 「失礼します」


 俺達は青島家のリビングに腰を下ろす


 「美春ちゃん、本当に話すのかい?」

 「ご心配ありがとうございます。この人達になら、話してもいい思っています。皆さんには内密にしていて下さい」

 「わかりました」


 すると美春は語り出した。


 「今から4年前、当時私12歳妹の美亜は6歳を残して、母は過労死により他界しました。その後私はどうにか小学校を卒業しました。一旦ここまで」


 途中の所で話を止め泣いている加島を見る。


 「うぅめんぼく……ないっす」

 「優菜ちゃん、ちーんして 」


 妹の雪菜は、誰にも優しいけれど、親友の優菜には凄く甘く優しい。


 「雪菜……いつもありがとう。雪島先輩、途中で止めてすみませんでした」

 「加島さんって優しく可愛いですね」

 「そうなんですよ。優菜ちゃんは、優しく可愛く頭が良く頼りなって人からも好かれるんですよ」


 自分のように褒める雪菜は、嬉しそうに笑っている。そんな彼女も恥ずかしそうに笑う。


 「続き話します。小学校を卒業し、中学校に入ります。両親がいないことで、陰口や暴力といったいじめ合いました。それも辛かったでした。それに二人が学校に行くことで、お金も減ります。中学校でもお金が増えるには、淫行行為しかないと思いつきました。淫行行為をして半年後学園にばれてしまってからは、私を無理矢理襲う生徒や、教師が増えて学園を辞めました。一旦ここまで」


 それを聞いた三人は、悲しみや怒りを覚えていた。前回泣いていた優菜は彼女に抱き付いていた。


 「本当に強い子だし偉いっすね。よしよしよく話してくれたの」

  「加島さんはありがとうございます。続き話します。席について下さい」


 青島の家主は皆に飲み物をだして話しを聞いていた。

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