強くなれないそんな日は

羊毛フェルト

第1話 オートロック

「死のうかな」

高層マンションを見つめて呟いた

車を走らせる近づいてくる高層マンション

「楽になれる楽になれる」

車を停めて誰もいないエレベーターホールへ

「オートロック・・・入れない」

どうもオートロックに生かされたボクです


仕事とプライベートのストレスで

この時の頭の中は

なにがそうさせるのか、何を考えているのかまるでわからない

身体に倦怠感包まれ目は虚ろ

只々今の現実から逃げ出したい

その一心体中を駆け巡る

よく耳にする「死ぬ気になればなんでもできる!」

あれ絶対嘘です体感してよくわかりました

死に向かって思考している時は

そんな事考えられないです

常に自分自身と終わりのないネガティブ会議

終わりのない不安と焦燥感

そんなボクでしたがオートロックに助けられ

もう少し生きてみようと思いながら書いています

誰かが少し楽になった幸いです




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