焼け跡で拾った釘を受け取り、それを美味しそうに食べちゃう男のお話。 不思議なドラマの気配を含んだショートショートです。 ごく短いワンシーンながら、どことなく不穏で奇妙な情景が活写されており、いろいろ想像を掻き立てられます。 個人的に、「普通は食べられないものを食べる人」という要素と、「家が焼ける」という要素がどっちも趣味ど真ん中だったので、とても好きな感じの作品でした。