ゲームワールド ～ゲームゾーン編～

第1話

「このせかいは”ゲーム”である。」

幼き日、くろみつはそう信じていた。すべてのものに魂があることを知るにはこの世界は難しい。ただ歩く者、うごくものに意味がある、それはくろみつにとって最難関課題であった。”ひとにこころがあるのか？”これは今も、よくわからない。

そんなくろみつの人生をかけた「ゲームロード」である。数々のゲームをプレイし、”世界の真理”を探究していく。

彼は生まれながらに、すべてのゲームの称号を持つ「MASTER OF GAME」という存在である。すべてのゲームを生まれながらにクリアしていた。

人生は”退屈”であり、毎日はけだるく、生きる意味すら感じない。すべての絶望を負い、”すべての能力”を持つ。

これから歩む彼は、人生の意味とは、自分の”存在の意味”を探すことになる、「ゲーム」を通して。

「はじめよう。」

ゲームの道は長い、くろみつはそう言うが、彼はすでに”すべてのゲームをクリアしている”

これから何をしようか、もんぜんと考え、日々文章をしたためる。

おそらく、この道は長い、”退屈でつまらない日々”が続くであろう。

「この世界は面白いのか？」

くろみつは人生を通して「この世界という”ゲーム”はおもしろい」と証明した。

よって、これから「ゲームを始めようと思う」

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