ツチアケビ(土あけび)
秋、ツチアケビに出会うと非常に奇異な形に目を奪われる。真っ赤な実が幾つもぶら下がっている姿が、土の中から出ているアケビのようだと「ツチアケビ」の名が付いているのだが、どうだろう。アケビに見えるだろうか。
(画像へ)
https://kakuyomu.jp/users/minokkun/news/16817330662686305037
このアケビのような実が熟すと裂けるのだが、中にはほこりのように微細な種が数十万個も入っている。これはランの仲間では異例中の異例だ。
更に異例なのがその生態だ。葉緑素をもたないので、光合成をして自分で養分をつくることが出来ない。キノコのナラタケの菌からすべての養分を得て生活する植物なのだ。だから珍しいからとも持ち帰っても・・あるいは種を蒔いたとしても育てる事は出来ない。
梅雨の時期にツチアケビが花を咲かせるが、ラン科の花としては色が地味で見過ごしてしまう事が多い。
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