ギンリョウソウ

少しばかりややこしい話になるのだが・・

キノコの中には樹木の根に菌根菌を作って共生し生活をする菌が有る。マツタケやハナイグチは食用タケとして知られるが これらは針葉樹と菌根菌を作るキノコだ。


ベニタケという毒キノコも樹木と菌根菌を作って生活をするキノコなのだが、そのベニタケに寄生する葉緑素を持たない植物があるのだ。

解りやすく説明しよう。

例えば樹木が彼氏としてベニタケが彼女としよう。二人が協力関係を作って仲良く暮らしているのに、その彼女に寄生して彼から貰ったお金を勝手に使う・・それがギンリョウソウの正体なのだ。


ベニタケが樹木から貰っている養分を横取りして利用するので この植物には葉緑素が無い。不気味なほど真っ白で透き通った花は、薄暗い林の中ではとても目立つのだ。

その名を銀竜草ギンリョウソウと言う。

(クリックして画像へ・・)https://kakuyomu.jp/users/minokkun/news/16817330655146325062


銀色のタツノオトシゴみたいな形から銀竜草ギンリョウソウと名図けられたのだろう。珍しい植物のように思えるが、神社やお寺などでも腐葉土のたまっているところで白い花を咲かせているので見たことのある人もいるのかも知れない。薄暗いところに白く立っているので幽霊草の別名がある。

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