作品全体に勢いがあり、テンポ感がいいため非常に読みやすかった。グリム童話の世界に入りみんなを幸せにするというテーマがとても良かった。
転生先は王子様や御令嬢の待つお城とは限らない。転生先はドイツ人の兄弟が集めた遠い昔話。鬱蒼とした暗い森。狼の遠吠え。魔女の家。食べ物はなく、貧しい暮らし。親は子供達を守ってはくれない。そこで…主人公のたくやができることは何なのだろう?転生前の世界では脇役ばかりのたくやと、希望の見えない子供達が救われるために。応援というよりも祈りが似合いますね。どうか、たくやと子供達が救われますように。