最強ハンターを目指します 〜竜の血を引く者の冒険〜
熊の蹄
第1話 ハンター試験前
ここは山奥にある馬鹿でかい屋敷、今日もこの場所で金属音が鳴り響く
キン!キン!キンキン!
「そこまで!」
「はぁはぁはぁ、前より強くなってんじゃないのか美雨」
「はぁはぁ、竜司も強くなってるよ」
「二人とも明日のハンター試験のためにもうここらへんでやめるぞ」
(俺の名前は
「おい、聞いてるか竜司?」
「聞いてるけど龍兄」
「聞いてるならいいがそろそろその龍兄って呼ぶのやめないか?」
「別にいいじゃんか、なぁ美雨」
「そうだよお父さん、竜くんがそう呼びたいんだから」
「まぁ美雨がそう言うんだったら別にいいが」
(やっぱり美雨に頼めば龍兄はチョロイぜ)
「それより二人とも明日は早いから早めに寝ろよ」
「わかってるよ龍兄」
「大丈夫だよお父さん、大体寝坊するのはお父さんしかいないから」
「そういう問題じゃない!子供は早寝早起きが基本なんだぞ!」
「でも龍兄は遅寝遅起きだけどな」
「竜くんの言う通り」
「ぐうの音までない」
そのまま龍兄は落ち込みながら膝を地面につける
「じゃあ龍兄お先に風呂に入ってるよ」
「あぁ、先に入ってろ」
それを聞いた竜司はお風呂へと向かう
(いい汗かいたし気持ちよくお風呂に浸かれそうだな)
そう言って脱衣所で服を脱ぎお風呂場の扉を開けようとした時見えてしまった……女の下着を
だが既に扉を開ける動作は止まらない
ガラガラガラ
お風呂場に入るとそこには美雨が予想通り先に入っていた
「竜くん」
「美雨」
二人はだんだんと近づいていく
「竜くん」
「美雨」
このいい感じの雰囲気まさか!
「竜く「また俺がお風呂に入ろうとしたときを見計らって入ったな!」」
皆さんの期待を裏切ったーー!
「だって竜く「だってもクソもあるかー!」」
そう言って美雨をお風呂場から締め出す
「竜くんのいけず!」
「非常識なそっちが悪い!」
「非常識じゃないもん!」
「これが非常識じゃなかったら何が非常識なんだよ!」
毎日毎日このような生活をしているためどちらも頭がバグを起こしている、そしてあっという間にハンター試験当日がやってきた
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