いろいろな付き添いさん
診察を受けるのが高齢の人や子供さんの場合は、家族などが付き添って来る。
子供さんでは両親、祖父母。
高齢の方ではその夫、奥さん、息子の嫁(いわゆるお嫁さん)、実の子供、時にはどういう関係かわからない高齢の人に高齢の方が付き添ってやいるケースもある。
子供さんの場合は出来るだけ撮影中は外で待ってもらうようにしているが、どうしてもの場合は撮影室の中で、防護エプロンをつけてもらったり、防護衝立の後ろで見守ってもらう。
子供だけで留守番はさせられないと、子供連れで付き添うケースもある。
検査を受ける子は大丈夫そう、でも念のためお母さんだけ撮影室に入ってもらおうとすると、ついて来た子が離れたくないと泣き出す。
それにつられて検査を受ける子も泣き出す。
もう……大変。
高齢の人の場合は息子さんがついて来た時は厳しい。
撮影台にヨボヨボお母さんが移動していると「次の人が待っとるで! はよ動けー。」
まあ、まあとなだめる。
体の不自由なお父さんに奥さんと娘さんが付き添ってくる家族。
上着を脱ぐ時介助をしてもらうと。
「お母さん! そんな乱暴に脱がしたらダメ! お父さん痛がってるでしょ!」
奥さんは苦笑いしながら『はい、はい』というのが定番の家族。
付き添いさんには、手厚く手伝ってくれる人、一緒に手伝ってくれる人、何もしない放置の人がいる。
撮影室に車イスを押して入ることさえしない人もいる。
名前を呼んで車イスを押して入って来た、高齢のお父さんと娘さん。
入ってくるなり娘さんが「すいません、後、お願いします。私、さっきハンドクリーム塗ったばかりで……」
なぜ、今塗った……
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