コロナの現在
今はコロナの時。
感染者を受け入れていない病院だが、対策は実施している。
発熱のある人は必ず抗原検査やPCR検査を実施する。
熱のある人はこうして身構えて迎えるが、問題は熱のない人。
咳と鼻水で来た人が、とりあえず胸部レントゲンを撮影すると、
「なんか……この影、やばい!」と、PCR検査をすると陽性!
陽性者が出ると院内がざわつく……
お腹が痛いとやって来た人。
腹部CT検査を実施して、腹膜炎の疑いで大学病院を紹介。
その夕方、大学から「あの人、PCR、陽性、出ましたー。」と電話がある。
「コロナ陽性の人をレントゲン撮影しても、時間が短いので濃厚接触者にはならない。
面会も制限されていて、リモート面会を実施している。
病室にカメラをセットして待合室にあるモニター越しに面会する。
「ひさしぶりー、わかるー」
モニター越しで伝わりにくく、どうしても大声で話しかけるようになる。
ちよっと……大変そう。
「14時45分に○○さんのCT撮れるかなぁ?」と医師が訪ねてくる。
やけに時間を刻むな、と思ったらその時間に家族が面会に来るとか。
なるほど、検査にやって来た患者さんが
待合を通る時、家族と会えるようにしているわけか。
時間通り検査が終わって患者さんが待合に出ると家族が待っていた。
感動の再開!
医師も粋なことをする。
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