医師という人達

 以前、元刑事の人達が質問に答えるバラエティがあった。

 その時『キャリア組の人達ってドラマなんかでは嫌な人っていうキャラ設定がよくあるけど、実際はどうなんですか?』という質問があり、

『いやぁ、みんないい人ですよ。』と答えていた。

 もしも『医師の人ってどんな人ですか?』と問われると、おそらく同じ言葉を返すと思う。

 ほぼ、みんないい人……

 医師は難解な国家試験を合格している。

 国家試験を受けるには医大を卒業しなければならず、卒業するには狭き門の医大に入学しなければならない。

 まさに、エリート!

 頭はすごーくいいはずなのに、なぜか普通の人ができることができない人もいる。 

 週に一度大学病院から派遣されてくる内科医師は医局の場所が覚えられない。

 毎週来ては医局をさがしてウロウロ。

 やっと辿り着いて、今度は診察室が分からず放射線科の前をウロウロ。

 診察室の方向を教えるとお礼を言って歩きだし、診察室を通過する。

 ……大丈夫か? この先生。

「何もしないのに、パソコンの画面が真っ黒になったのよねぇ。」

 パソコン操作が苦手な医師もいる。

 ……何もしないのに画面が真っ黒になることはない、必ず何かいらぬことをしている。

 ある医師はなぜか2人きりになることがよくあり、その時は必ずアダルトビデオの話をする。

 論理立ててAVの話をするのでいやらしさを感じない。

 学会の講義を聞いているような……

「ビデオは買ってるんですか?」と質問すると、

「いや、買わないよ。だって証拠がのこるじゃん。もっぱらレンタル。」

「借りる時、恥ずかしくないですか?」

「ないね、恥ずかしいの意味がわからない。」

「返す時は?」

「え!返す時、返す時に恥ずかしいという心理か……興味深いな。」

 何にでも深く探究する。 これが頭が良くなる秘訣かな?





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