第14話 日本のマスク感覚っていうのは、外国の人の目には、どんな感じに映っている?ここでも、ちょこっと、ブレイク。マスクの話に、いってみよう。

 マスク生活でも、良い変化も起きた。

「笑顔の価値が、見直されてきたこと」

 これだよね。

 笑顔の価値って、何だろう?

 人の笑顔を考える専門家は、言った。

 「マスクをして、隠されちゃっているなと思ってしまっても、決して、いじわるで隠されたわけじゃないことに、気付いてもらいたい」

 動物園の人も、同じようなことを言った。

 「マスクで隠されちゃったと思っても、人の目を見て、笑みを見つけられるようにしてほしい」

 この人は、サルの顔を、研究していた人。

 最後に、漁師。

 「これまで、様々な国にいき、たくさんの笑顔を見てきました。笑顔の価値を、知りました。笑顔の価値は、他人とのつながりを確認して、尊敬や人懐こさを表現できることにあります。手を振ったりと、特別なアクションを起こさなくても、気持ちを伝える手段になります。コロナ禍で、あってもね」

 難しい話、だ。

 マスクがあればこそ、笑顔の価値も、輝くってこと?

 コロナ禍であっても、可能性は、無限大。

 「マスクをしていたって、ちょっとした気遣い、心がけ、努力で、気持ちを伝えあうことはできる」

 コロナ禍は、良いことを教えてくれた。

 彼女の目は、ネットに、戻っていた。

 彼女も、仮面が好きだった。

 「あ、サン?」

 「何?」

 「サンは、仮面、好きだねえ」

 「え?」

 「今、手に持っているの、ハロウィンの仮面?」

 「ごめん。違う」

 日本のマスク感覚っていうのは、外国の人の目には、どんな感じに映っているのだろう?

日本人は、マスク慣れの集団。

もっと、マスクの話に、いってみよう。

 いつか、中東感覚に近付いてくるから、面白い。





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