エピソードプロット
大まかな流れ
1:活躍
ある配信者が有名VTuber不知火穂村の動画を見て、ふと彼女のようなVTuberを目指すのもありなのでは、と思い始める。
しかし、その不知火穂村は引退したとまとめサイトなどで書かれていた。これに関しては、配信者の方も否定、何かの間違いと考えた。
そして、秋月と名乗る人物と接触し、アバターを入手。『真夜中のパルクール』へと参戦する。
マッチングのデビュー戦は、春川のスキルもあって、ふたを開けてみれば圧勝という結果に終わった。
(ルール自体はチュートリアルを見ており、アーマーも自分のスキル相応の物を選んでいたのも勝因かもしれない)
一方で、そのマッチングを見て何かが始まったと考える人物もいたのである。
2:挫折
様々なプレイヤーとバトルしていくのだが、有力情報は集まらないことに悩む。
何とかして情報を集めようと春川はVTuberとして配信を始めるものの、てさぐりで始めたのもあって苦戦をすることに。
その後、春川の配信を見てある人物を連想した夏川と名乗る人物が現れ、簡単ではあるものの配信のコツを教わる事になった。
配信に関しては、その後もフォロワー数が伸びていき、そこから「真夜中のパルクールで使用しているアバターはVTuberとしてのアバターとしても運用される」事実を知った。
(実際、アバターのクオリティがハイレベルだったのもあって、どう考えても個人で持てるようなものではないとも指摘されたため)
その一方で、黒川と名乗る配信者が真夜中のパルクールで無双をしていくのだが、彼にはとある目的があった。それは、炎上勢力の根絶である。
しかし、真夜中のパルクールが実はマッチポンプであった事実がまとめサイト経由で拡散、これに関して様々な勢力の思惑が交錯して炎上危機に。
(真夜中のパルクールのスポンサーにもバッシングがあるのでは…と思われたが、ガーディアンが鎮圧して炎上は阻止されている)
炎上危機を回避した後、あるマッチングで春川と黒川がマッチング、そこでバトルが展開された。最終的には春川が勝利する。
(敗因は真夜中のパルクールへの打ち込み度合。冬川は「あくまでも炎上勢力根絶の道具」として認識していたのが敗因だった)
3:大活躍
一連の炎上騒動は秋月の耳にも届いていたが、それに対して何らかの抜本的な対策をしようとはしなかった。
(炎上勢力のアカウント凍結やセキュリティ強化、週刊誌記者の活動制限は行っているが、ガーディアンの便乗にすぎず、真夜中のパルクールでは大きな規制を行っていない)
しばらくして、夏川は一連の事件に秋月が関与しているのでは……と以前から考えていたが、それが今回の一件で確信に変わる。
(そして、夏川も今までニュースサイトの番組内でしか使っていなかったアバターを真夜中のパルクールへ投入)
その後、突如として『真夜中のパルクール』のコラボイベント開催がアナウンスされ、そのスペシャルゲストには何と引退したはずの不知火穂村が出演することが判明した。
この唐突ともいえるようなアナウンスは衝撃を呼び、様々なまとめサイトが動くのだが、ガーディアンなどの活躍で炎上前に阻止された。
あまりにも手際が良すぎる流れに、夏川は「一連の真犯人は秋月である」と春川に告げるのだが、春川は半信半疑だった。
(一方で冬川は「やっぱり」と)
コラボイベント前日、突如としてVRフィールドに姿を見せた秋月、そこには他のVTuberアバターもいる。その中で、秋月は今までのネタばらしを行う。
全てはコンテンツ流通を阻害する存在を一掃するため、その為に彼は『真夜中のパルクール』を思いついた。
「自分のアバターが歪んで評価されていることに憤り、まとめサイトなどの炎上勢力を根絶しようと考えた」
WEB小説などでもSNS炎上勢力がコンテンツ流通を阻害していることに言及されており、これは明らかなフィクションの皮をかぶったノンフィクションと確信し……行動に移したのだ。
不知火穂村の引退も、実は引退ではなくまとめサイトなどが『バズ』りを目的としていたものと判明し、これがとどめとなった。
「SNS炎上勢力を神の力で一掃する」
しかし、彼のやろうとしていることはガーディアン組織のようなものではない。単純に「マッチポンプ」だったのである。
アバターに関しても自身が作り出したものであり、これを宣伝する狙いとして真夜中のパルクールを始めた……それが真相だった。
秋月を止めるため、6人は秋月に勝負を挑む。全てはコンテンツ流通の正常化のために。
最終的には秋月の野望を阻止し、真夜中のパルクールもサービス終了にはならず、コンテンツ流通も一部で正常化の流れを見せた。
しかし、これらも全て別の人物によって考えられていた『カバーストーリー』という可能性を否定することはできない。
本当の意味でコンテンツ流通の正常化は、まだ先なのかもしれないから。
それでも、春川をはじめとした事件に関係していたメンバーは引き続きVTuberとして活動し、コンテンツ流通の正常化やSNS炎上防止活動を続けていく。
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