272. 寒さの中、咲き続けるシオンさん

最近は冬に向かい

少しずつ

寒さも増して


それでも薄着で歩いていると

マフラーや

手袋が欲しい気持ちにさせられる


こんな寒い中でも

目立たないながらも

咲き続けているシオンさん


9月が最盛期のはずだが

こんな秋風冷たい中でも

開花した時のままの姿をずっと保ち続けている


漢字で書くと

『紫苑』という名前の通り

薄紫の花が多いが


たまに青みを帯びた

白い花も見かける


ハルジオンさんが

薄桃色の花を咲かせるのとは

対照的な色合い


別名は

鬼の醜草(オニノシコグサ)

思い草(オモイグサ)

十五夜草(ジュウゴヤソウ)


十五夜草は

十五夜さんの頃に咲くからと

連想しやすい


オニノシコグサとオモイグサは

「今昔物語集」から名付けられたもので


物語に登場する弟の父への思いから

「思い草」となり


その物語に登場する鬼が

弟に力を与えた事が

「鬼の醜草」の由来となっているのだそう


学名は「Aster(アスター)」

ギリシア語で「星」という意味


それだけでも

宇宙的な事が大好きな自分が

気になる植物さんだが


「君を忘れない」

「追憶」

「遠方にある人を思う」


という

花言葉にも

心ときめかされる♡

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