262. ヒイラギさん
少しコースを変えてお散歩していても
あの植物さんに
出逢う事は無かった……
あの金木犀さんによく似た香りのする
集まった白い小花の可愛らしい植物さんに……
先週末は
楽しみにしていた地元のお祭りにもかかわらず
娘達のオタク活動に付き合わされたが
思ったより早く終わったから
電車で急いで戻り
お祭り会場へ向かおうとした
会場へは
一駅だけ
乗り換えの電車を待つ事になるのだが
乗り換えには
10分以上
駅のホームで待たねばならず
自分は
ジッと待っているのが苦手だから
一駅分くらいなら
歩こうと思い
歩き出したものの
車通りが多いから
空気は悪く
騒がしく
信号待ちが思いのほか長かった
乗り返えの電車に乗った方が
よほど早く着いていた結果になったが……
唯一
良かったと思えた
その植物さんとの出逢い!
風に乗って
金木犀さんに似た香りが届いた
見渡しても
あの橙色の可愛らしい花は見当たらず
例え有ったとしても
もう先週末の時点では
まだその橙色は留めている樹木は多いものの
その芳香が漂ってくる時期は
既に終わっていたから
その新鮮な香りが不思議に思えた
香りのする方を向くと……
なんと
金木犀さんに葉っぱの大きさは似ているが
トゲトゲ状の葉っぱ
咲いているお花は
銀木犀さんを更に漂白したような感じで
形状と大きさは似ていた
トゲトゲの葉っぱというと
北海道では見た事が無かったが
クリスマスの本とかで
ヒイラギさん
という名前は知っていた
家に戻り
画面検索してみると
確かにヒイラギさんだった!
香りが似ていると思ったら
モクセイ科!
関東以西にしか
分布していないらしい
開花期は
10月中旬から12月
冬くらいに開花するから
漢字で書くと
「柊」なのだろうか?
そのヒイラギさんの花言葉は
素敵で✨
「用心深さ」 · 「先見の明」 · 「歓迎」 · 「保護」「あなたを守る」
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