第2話
私がハーフってのは、母から聞いたこと。
母が祖母と街道を移動中に襲撃されたときに、父に助けられたらしい。
で、近場の街まで連れて行ってくれたと。
その時、祖母は助からなかったとか。
『ミリィちゃーん?』
そろそろ反応返したほうがいいのだろうか?
「なんでしょうか?ココどこなの?あなたはだぁれ?」
『あのねー、ミリィちゃんに頼みたいことがあって、ちょっと呼んだの』
。。。話を聞いてくれるタイプの存在ではないらしいことはわかった。
まぁ、教会でこんなことになったのだから、カミサマなんだろうけれども。。。
いっぱいいるらしいカミサマのうちの誰かわからないのは。。。
とりあえず話を聞いてみる。
☆☆☆
声の主は女性、ということは女神様ってこと
。
で、どうやら人探しをしてほしいそうだ。
そのための加護?らしいものは付けてくれるらしい。
尻切れトンボに声が途切れたので、よく伝わらなかったところもあるけれど、『女神様にとって大事にしていた人物が行方不明のままなので探してほしい』そうだ。
なんで私を選んだのかさっぱり分からない。
とりあえず、収納魔法なるものを直接もらったようだ。
教会での魔法の勉強で、そんなのなかったんだけどなぁ。。。
冒険者初心者用の拡張されてるカバンは支給されてるけどそんなに大きくないからありがたくもらっておくことにしよう。
で、探してほしい人が『誰』なのかすらいわずに話が終わったのはどうかと思う。
そう思っていると白い世界から追い出されるのを感じた。
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