第33話 勧誘?NOと言えるか?日本人


伯父さんと少し話すと退院まで少しかかるようだ


体は健康だけど健康である説明がつかないとかで検査検査検査の連続らしい


とにかく大人しく暮らしておけと言われた



「そうだ、洋介、お前金は持ってるのか?」


「うん、この通り」


「そうか?い、いや持っておきなさい」



金貨の袋を見せたがお金を渡された

1.2.3.10枚.....10万円!



「いいの?伯父さん」


「もちろんだ、むしろお前どうやって暮らしてたんだ?」


「食べ物いっぱいあるし、ありがとー!」


「お、おう」



金貨だと自販機のジュース買えなかったし充電ケーブルも買えなくて不便だった


共通金貨はどこも役に立たないな


しばらく話してビルまで飛んで帰ったら人だかりができていた


入り口に降りると周りのみんながスマートフォーンをこちらに向けていた



「うちのレアナー教に御用ですかー!」



注目を浴びていたので勧誘したかったがみんな手を縦にしていやいやとやられた



そっかー(´・ω・`)



女神様も胸張ってドヤ顔してたのに・・



「わ、わわ、私は話をききにきましたっっ!!!!」



一番ビルに近かった女の人が大きな声で答えてくれた



<やったー!勧誘ですぅ!>


「ぜひぜひ!」


「が、癌患者を治したってほんとですか!?」


「はい、今日で16人治しました!お話しましょう!」


「わた」「その話、俺らにも教えてくれね-か?」



黒っぽいシャツのおに-さんたちがぞろぞろと人だかりから出てきた


耳や鼻に装飾品つけてる、結構身分の高い人かな?



「ぜひぜひ!あ、でもこんな人数入れるかな?」


「ならうちにこないか?うまい菓子も用意する」


「行きます」



この人数、10人、20人ぐらいかな?いつの間にかおにーさんたちだけになってる


みんな手首や指に装飾品をつけてる


・・・これは、信徒大量ゲットのチャンス!?



「えっあっあの」


「んー?ねーちゃんも来るかい?」


「あっわっ、私も行きますん」


「こちらへどうぞ・・てめーら!失礼すんなよ!!」


「「「「へい!」」」」



後ろから黒いシャツに黒いネクタイ黒いサングラス、左の耳からおでこに大きな傷のあるおにいさんが出てきてみんなをまとめてくれた


黒くて高そうな車に乗せてもらったがやっぱり車っていいなって思う、ふかふかした座り心地が特に


歩くよりも遅い、尻が砕けそうな乗り物とは大違いだ



<お菓子♪お菓子♪>


「あわわわわわわわ」


「楽しみだなぁ」


「・・・・・」



今からどうやって勧誘するか楽しみだ、愛の女神の神話33節とか話すかな?いや、勧誘だし良いところをしっかり伝えないと!


うちの宗教のいいところといえば他の神様よりも群を抜いて治癒魔法の効果が高い


怪我や病気に抜群の効果を発揮してたし対霊体や対悪魔、それに自分たちの能力強化、敵対勢力への能力低下、それに、あとあと・・あ、女神様の自由すぎる覗きや結婚させようとするのとかは隠そう


向こうの世界で使われてたチラシは向こうの文字なのでそもそもこっちの人読めないしなぁ、何人ぐらい来るかなぁ

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