第20話 進海 蒼は水魔法について教えて貰う
何やら人の気配がする、目を開くと朝の用だ、セリアさんが部屋に入って来て色々と服の準備や片付けなどしている用だ。
「あ、おはようございますアオ様!」
「おはようセリアさん」
「今日は7時前におきましたね!」
時計を見るとまだ6時45分の用だ、7時より前に起きる事が出来たので、毎日この調子で起きられるといいなと俺は思った。
「では顔を洗ってお着替えしましょうか!今日は朝食も食堂で取られてみてはいかがでしょうか!」
「昨日は行けなかったし、行ってみるよセリアさん」
「はい!」
顔を洗い、下着を付けて正装に着替え、鏡を見ながらヘアピンを付けた、行く準備が終わった、1人で着替えられるようになったのは嬉しいやら悲しいやら...。
「セリアさんまた後で」
「歯磨きの準備しておきますね!」
そうセリアさんに言い食堂へ向かった、1日目も2日目もあまり気にして居なかったが、浴場以外は靴を脱がないので、日本人の自分からするとかなり新鮮である、お風呂は日本的な要素はあるがそれ以外は海外的要素が濃いようだ。
食堂へ着くとエリアス先輩が居た。
「おはようアオ」
「おはようございますエリアス先輩」
「昨日と歩き方違う?」
「分からないですね」
エリアス先輩流石に鋭い...昨日の夜教えて貰った歩きかたの変化を見抜くとは。
「一緒にご飯たべよ」
「はい」
昨日と同じようにご飯を貰って来た、席に座ってると目の前にエリアス先輩も座った。
今日は野菜スープにパンとバターのようだ、基本的に丸い形のパンなのかなどと考えて居ると。
「アオ、今日は水魔法教える」
「昨日教えて貰いましたよね?」
「他のも」
「なるほど」
確かに昨日使った魔法はウォーターボール、ウォーターカッター、フライウォーターだけだったな、他に魔法名は分かるけど使って無い魔法がたくさんある。
「アオの為昨日夜考えた」
「ありがとうございます」
面倒見のいい先輩で良かった、いじめて来るような先輩ならどうしよかと思ったな。
そして時間の関係上速く食べなくてはいけないので、エリアス先輩とはあまりお喋りせずに食べた。
そして部屋に戻り歯磨きをして、朝礼に向かったのだった。
朝礼終了後エリアス先輩と魔法訓練所へ向かった。
「アオ始めよ」
「はい」
「水魔法の防御用は『ウォーターウォール』」
高さ3m、横2mくらいだろうか?それくらいの水の壁が出来ていた。
「アオ僕のこれに攻撃」
「わかりました『ウォーターカッター』」
水の壁はその形を崩す事無くそびえ立っていた。
「これがウォーターウォール、使えば使う程水が圧縮されるから強くなる」
「出せる範囲とかあるんですか?」
「使えば増える、見える範囲、厚さもそう」
「じゃあ人を巻き込んだりは?」
「出来る、だから攻撃にも使える」
割と強い魔法だな、少し気になった事があった。
「イメージで自分を囲えたり、トゲを生やしたりは出来ますか?」
「囲えのは出来る、トゲは個数による」
「個数?」
「僕のレベル、出せても2本」
「かなり厳しいんですね」
「ん、後ウォーターウォールは自分の魔法、通らない注意」
以外と制限があるらしい、なかなか難しいようだ。
「次、『ウォータールーム』」
これは驚いた!エリアス先輩と俺は正方形の水に包まれたのだ。
息が出来ないのに気が付いた、その時には魔法は解除されていた。
「これウォータールーム、自分を中心、水の部屋出せる」
「濡れないんですね」
「よく分からない、濡れない、多分解除で水消える」
「なるほど」
「形も丸か四角、他変えられない」
「これ使えます?」
「火魔法使い、倒せる、後楽しい」
「火魔法使いようなんですね」
この時は俺たちは気づいていないかったが後でかなり強い魔法だと判明する事になる。
「今日教える、最後の『ウォーターシールド』」
すると4枚の水の盾が出現した、エリアス先輩を中心として回っているようだ、歩いてもついてきてる。
「これ、歩いてもついてくる防御魔法」
「4枚だけなんですか?」
「最初は3枚、ママは7枚展開出来る」
「え」
そうして魔法の授業はお昼の鐘とともに終わりを告げたのだった。
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