第10話 進海 蒼はまた何かを失う

「今日制服を着てもらいましたのには理由があります!それは正式に入団する為の準備があるからです!」

「準備?入団式とかかな」

「違いますよ!それは明日やるのでまずは魔法適正を見ましょうか!異世界の服でフラワーガーデン内歩き回られると目立つので、目立たない様に制服に着替えて頂きたいました!」


なるほど、適正検査かこれはテンプレで検査器具を壊したり全属性持ってたりするパターンでは!?とテンション上がってしまった。


「後お部屋入ってすぐ右にある部屋が御手洗になりますので、しばらく御手洗い行け無くなるので行きたくならないように先に行って置いて下さい!」

「分かった」


テンション上がりながら、トイレに入ると個室の洋式トイレがあった、意気揚々と座ろうとしたがここで気づいた、女の子ってどうやってするのかと。


「あのー!セリアさん!」

「勇者様トイレの仕方分からないのですね!ではスカートの中に手を入れてパンツをおろして下さい!」

「デキマシタ」

「ではそのまま座って頂いて貰って、少し股を開いて後はそのまましてみてください」

「ハイ」

「終わったら、横にトイレットペーパーがあると思いますので、巻きとって貰ってたたんで、数秒紙あてて貰ってそれで終わりです!」

「ハイ」


結局言われるがまま性別が変わってからの初めてのトイレを終えたのだった。

俺もう男としてもう失う物は無い気がした。

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