第5話 進海 蒼は現状を知る

「勇者様方には端的に言って、この世界を救って頂きたいのだ、今へラクス王国はスヘラ帝国と戦争中である」

「え?戦争中!?」

「戦争中!?やば!」


俺もホムラもとても驚いたが世界の危機と何が関係あるのだろうか?


「世界を救うのに何の関係があるのかを説明するにはまずスヘラ帝国に関して説明せねばならぬな、スヘラ帝国はこの国同様に500年前からあるもう1つの国で、前から小競り合いはしておったのだ、しかし最近になってスヘラ帝国の女王スヘラ・ジェシーは古代兵器リュサを使い本格的にこの国に対して戦争を仕掛けてきたのだ」

「俺そのリュサってのが気になるんだけど、教えてくれない?王様!」


ホムラ笑顔であんな事タメ口で聞いているが、家臣や騎士は怒らないのだろうか...顔を見ると真顔だった、逆に怖いんだが後ホムラの一人称のが俺になってる、王女様に何か言われたのだろうか?。


「おっと名前を聞き忘れてたいたな、勇者様方の名前を教えてはくれまいか?」

「俺の名前はホムラ!よろしく!」

「俺の名前はアオです、よろしくお願いします」


「ふむ、ホムラ様にアオ様しかと覚えたぞ、してホムラ様の質問に応えねばなるまいな、古代兵器リュサとは生物型の兵器である、見たものは狂気に陥り、敵味方が分からなくなる上に自害する、しかも人間にしか効果無いのだ」

「そんな兵器ズルくない?」


強すぎる、視認してしまっただけで狂気に陥るなら迂闊に敵を監視出来ない、リュサを盾に遠距離攻撃などされたら大変な事になる。

こちらは何の攻撃が来るのかギリギリまで見えず分からないのだから。


「そして戦争を仕掛けて来た理由としてこの国には、スヘラ帝国にとって重要な物があるのだ、それがホムラ様、アオ様が来た白い部屋にある、勇者召喚陣だ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る