254話 英語口述対策10

第256章

「テレビ番組はドラマだけではありません。ニュース番組、生活情報番組、教育番組、歌番組、ヴァラエティー番組、ノンフィクション番組などがあります。こういう番組には興味はないのですか」

「もちろん興味はあります。ですからもちろん見ます。ただドラマとは見方が違うということです。ドラマは原則としてすべて見ます。新しいドラマが始まりましたら、最初の第一回はすべてのドラマを見ます。それから、このまま毎週見ていくかどうか決めています。しかし、ドラマ以外の番組は興味を持ったものだけを見ています。すべてを見ているわけではありません。ドラマも興味を持ったものやないものもあります。しかし不思議に、つまらなさそうと最初に思ったドラマでも見ると興味が出てきてしまうことが多いのです。それですべてのドラマを見るようにしているのです。それにドラマというものは見るときの歳も大きな意味を持つものと思います。そのドラマが新作ドラマとして放送されたときは全く面白くなかったドラマであったのに、再放送として放送されたときは急に興味を持ってしまうということもよくあります。若かった時と歳を取った時ではドラマの見方が変わるようです」

「ドラマはインターネットでも見ることができます。それなのにどうしてテレビですか」

「やはり新作ドラマを見ることができるからです。今までにないドラマなためどういうドラマかとても楽しみだからです。ストーリー、主題歌、登場人物、これらがすべて今までのドラマと違うからです。これは優劣の問題ではありません。テレビで見るドラマもインターネットで見るドラマもどちらも長所があるからです。テレビでのドラマはとにかく新しいドラマであるということです。これが最大の長所です。それに対してインターネトでのドラマは昔の懐かしいドラマやテレビでは放送できないような素人が制作したドラマなどを見ることができるということです。素人が制作したドラマだからつまらないということではないです」   つづく

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