206話 面接2

第208章

「あなたは漢文という科目が苦手だそうですがそれ以外に苦手な科目がありますか」

「はい、あります。数学や理科が苦手です。いつも試験の時、点数が悪いです」

「どうして悪い点数なのですか(Pourquoi avez vous eu des mauvaises notes dans cette matière?)」

「数字に弱いからだと思います。数字を見ただけで気後れしてしまいます。数字というものは冷ややかなイメージがあるからです。あまり温かみがあるようには思えないからです。試験の点数はもちろん数字で表現されます。1点差でその人の運命が決められてしまいます。1点違うだけで合格したり不合格になったりです。このように考えていくととても厳しい文字であると思います。私は温かみのある物語が好きです。このような温かみのある物語は数字では表現できないと思います。数字が入ってくるとそれだけで寒くなってしまいます。数字が入ってくるとなんだかSF小説のようになってしまうと思います。世の中を数字だけで表現するとまるで氷河時代のような雰囲気になってしまうと思います。私は暖かいところで生活したいからです。ですから数学だとか理科という科目を学習すると寒気を感じてしまうため、すぐ温かい科目へ変えたくなってしまうのです。それで数学だとか理科という科目の学習時間が私にとってはものすごく短いのです。ですからこれではいい点数をとれるわけありません。もちろん数学や理科という科目はとても大切な科目であることはわかっています。そのためこれらの科目もよく学習しなくていけないこともわかっています。そこで気持ちをこれから切り替えたいと思います。つまり数学や理科という科目もこれから真剣に取り組んでいこうと思います。そこで私は、小学校時代の頃からの算数から学習しなおすことを考えています。基礎がとても大切だからです。そして中学校の数学や理科。そして最後は高校の数学や理科まで追いつきたいと思います」   つづく

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る