第５６章

問2。　B、A、Q、X、U、D、T、Y、H、P、G、E、?　この？に来る文字は何かという問題だった。L、N、J、O、のどれかという問題。もう一度やってみよう。ただ単純に隣り合っている文字同士の関係に注目するのではなく、これは並んでいるすべての文字を全体的にみるという問題なのかもしれない。BとAの関係だけを見ると、AはBの一つ前の文字。次にAとQの関係を見ると、QはAから１６番目の文字。さらに次のQとXの関係を見ると、XはQから７番目の文字。このようにしてすべての文字を隣同士の文字だけに注目してみてもまるで規則性がわからない。

　では今度は、BQ、QU、UT、TH、HG、G?というようにとなりの文字の次の文字との関係性に注目したらどうだろうか。まずはBQ。QはBから１５番目の文字。次にQU。UはQから４番目の文字。そして次はUT。TはUから一つ前の文字だ。これではまるで規則性がない。これもだめだ。

　では今度は、BX、XT、TP、P?、というように３軒隣の文字の組み合わせ同士の関係で考えてみよう。XはBから２２番目の文字。TはXから２２番目の文字。PはTから２２番目の文字だ。そうか、もしかしたら２２番目の文字ということか。ではPから２２番目の文字はというと……２０番目はJ、２１番目はK、そして２２番目はLだ。やった、答えはLだ！

　よしこの調子だ。では次の問題。問４だ。

問４。　C、F、K、R、？　　この？はA、X、Z、Y、のうちどれかという問題。FはCから３番目の文字。KはFから５番目の文字。RはKから７番目の文字だな。あ、そうか、３番目，５番目，７番目，ということだから、二つずつ番目が増えているという規則性のことか。だったら７番目の次は９番目ということだな。わかった。Rから９番目の文字を探せばそれが答えだ。８番目はZ、だから一番前に戻って９番目はAだ。できた。よし、では次の問題。

問５。　１２　　９　　　　　２　　？　　　　　４　　５

　　　　　７　　４　　　　　６　　５　　　　　９　１０

？の数字は１，８，３，１１のどれかという問題。四つの数字が一組になっているな。それが三組ある。まずは最初の組。１２，９，７，４、これらの数字の関係性に注目しよう。横の関係は１２と９，７と４だ。１２－９＝３。７－４＝３。そうか、上側の左右の数字の差と下側の左右の数字の差が同じになるという規則性のことか。三つ目の組、４，５，９，１０の数字に注目すると、上側の左右の数字は、４－５＝ー１。下側の左右の数字は、９－１０＝ー１だ。よし、では、？がある二つ目の組だ。下側の左右の数字は、６－５＝１。だから？がある上側の左右の数字では、２－？＝１になる？を求めればいいわけだな。だから？は１だ。よしできた。では次の問題、問６。　　　つづく