67

67


 こうなったらダメで元々、剣を抜いて戦うしかないか……。




 …………。


 無理だ……。


 今の僕ではダメージを与えられるかと言うよりも、攻撃が命中するかどうかさえ怪しい。あのモンスターの機敏な動きを考えたら、回避されてしまう可能性の方が高い気がする。


 それに運良く命中したとしても、あの硬そうな体を攻撃したら剣が折れてしまうかもしれないし、衝撃で僕の方がダメージを負ってしまいそう。


 つまり攻撃という選択肢に活路は見出せない。


 だからといって走って逃げようにも、足がこんなに疲労している状態ではおそらく逃げ切れないだろうな……。



 →27へ

https://kakuyomu.jp/works/16816927862192814506/episodes/16816927862194216231

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る