11 二日目の朝は

ピロリン、ピロリン、ピロリン……

ん……?

もう朝?

早いな……。

目を開けても、他の子たちは起きていなかった。

でも、起床時刻は、今06:00。

06:30にはもうsi-ア-る-テ-i食堂に着いてなきゃいけない。

起こしたほうがいいよね。

「…坂木さーん」(小声)

「…ん…」

あ、起きた。

「…他はまだ寝てる?」

「うん。だから起こそ」

「うん」

二段ベッドの上から降りて、私は蒼也を起こす。

「…おーい、蒼也…」

「……急がないとな。06:00だろ」

「うん、だから起こしたんです」

「はいはいありがと」

むくっ…と起き上がる。

「よ~っし、旅行二日目、楽しむぞ~っ‼」

「「「「おー‼」」」」

その後、「あれうるさかった」って他の人に怒られて、四人して謝罪した。

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