誰にでもある『生きる意味』

いっくん

誰にでもある『生きる意味』

今や聞こえるのが日常となってしまっている、『死ね』や『消えろ』なんて言葉。

正直に言うと僕も、

ムカつく時や冗談混じりにツッコミをする時などで、使用してしまっているのが現実である。

それがもはや、『当たり前』にされつつあるのが今の世である。

しかし、それはどうなのかと疑問を抱き始めたのは、十七歳の僕。


僕は、『死にたかった』


自分の『生きる意味』をふと考えたのだ。僕の背負っているものは主に、

『自分が間違っていない』と自分を信じる意志

『高校中退の一番程度の軽いものではあるがが、障がい者』というコンプレックス

しかし、このコンプレックスを僕は、自分の功績だと誇っていた。もちろん、心の中で………

なぜなら、『この高校に不登校で留年』の状態の自分のままでいても、無駄だと自らの決断で退けたからである。

でも、『青春』も謳歌せずひたすらに『就職訓練』をし、ネットを癒しにする生活を送れば『人間関係』が上手くいかず、

そして、『周りと自分をいつしか比べるようになった自分』

ついに、僕は『包丁』や『首吊り』、『飛び降り』等による自殺未遂をしてしまうようになり、見かねた両親に連れられた病院で薬を貰い、今は

『生き抜く』ことを生きる目的にしている。

『死』ヘの恐怖を経験したからこそ言えるのだ。

『死』とは、怖くて重く、軽々と口に出来る言葉ではないと。

『消えろ』も同じような意味である。


誰だって、『死』が『逃げ』だと思っているだろう。しかし、そうではない。

『人間、皆人の子』……

誰であっても意味を持って産まれてきたのだ。

僕も、これから生きていく上で、『死ね』などの言葉を軽々と使わないでいこうと思う。

この小説を読んでくれた読者さんの一人だけでも、僕の意見を聞いて、考え直してくれる人がいてくれれば、

それが僕の『この小説を書いた』意味であり、『生きる意味』でもあるのだろう。


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