終章
終章
その日、調合店へ戻ったミレイは、あらためて採取地を聞いて、その場所へ向かった。
いつも通りに仕事をこなしたのだった。
図鑑を片手に少しづつなれてきた薬草の採取をして、町の人達の仕事も手伝った。
そして、巫女の元へ薬を届けに行って、パルカルと少しだけ仲良くなって、ルルの元へ帰る。
自分ではない誰かの罪を背負いながら、穏やかな生活を過ごしていた。
「おかえりミレイ。ちゃんと薬はとどけてこれたかい」
「あたりまえだ」
「ならそろそろ新しい仕事をまかせてもいいかもしれないね」
きっとこれからもそうなるのだろう。
いつか自分がこの人生をまっとうするまでは。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます