死者の世界ファンダルアの物語

仲仁へび(旧:離久)

序章

序章



 たくさんの人の幸せの為に。


 俺は戦い続ける。


 そのためなら、どれだけの人間が死んだって良い。


 この世でどれだけ自分が不幸になっても、自分が傷ついてもいい。


 それは他人だって同じだ。


 どれだけ不幸になて、傷ついてもいい。


 だって、きっと、全てが終わった後は、みんな平等に幸せになれるはずだから。


 あの世界が、俺達を幸せにしてくれるはずだから。


 けれど、「そんな考えは狂っている」という人達が立ちはだかる。


 俺達の考えを消そうとしてくる。


「それは危険なものだ」


「人間を人間でなくするものだ」


 そういって。


 どうしてそんな事を言うのだろう。


 俺達は、彼等の言う事が分からなかった。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る