第3話 月夜初めての帰宅

病院の廊下で赤ちゃんのお父さんは看護師さんに赤ちゃんの事で話しかける。


赤ちゃんのお父さん

「生まれてくれた事は嬉しいけど月夜(つきや)は体調よくこれから育ってくれるのですか?」


看護師

「月夜くんも生まれてすぐは熱が高かったですが今は安定しているのでこれからは成長ともに異変が出た場合は病院に来ていただければ大丈夫です。」


月夜のお父さん

「私がこんなんじゃだめですよね。しっかりしないと思います。何か異変が起きたらまたお世話になります。その時は宜しくお願い致します。」


看護師

「そんなに心配しなくても医師はもう大丈夫と言っていたので気を張らなくても大丈夫ですよ。まだこれから月夜くんが大人になるまで長いんですから肩の力は抜いていかなと。」


月夜のお父さん

「そうですね。ありがとうございます。」


看護師

「いえいえ。お大事に。」


月夜と母親が退院するこになり車の中での月夜の両親の会話


月夜のお父さん

「どうだ。車酔いしてないか。月夜は初めてだからなるべく揺れない広い道をゆっくり帰ることにするな。」


月夜のお母さん

「私は平気。そうしてくれるとありがたいわ。月夜はねむねむで寝てて可愛い。凰牙(こうが)くんにも月夜の寝顔を写真に撮って見せてあげたいわ。」


凰牙

「平気ならよかった。もし気分が悪くなったらゆってくれよ。近くの店でいったん止まるからな。陽葵(ひな)に似て可愛い顔つきだからな。」


陽葵

「私は自分の顔に自信ないから月夜には申し訳ない。」


凰牙

「入院するまでもモデル事務所にスカウトされたじゃいか。謙遜するなよ。謙遜なんかしても意味ないぞ。」


陽葵

「謙遜なんかしていわよ。でも月夜に何もなくて本当に良かったは月夜さえ元気に生きてくれたらそれで私は幸せよ。」


凰牙

「そうだな。それに尽きるな。」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る