第3話:えっ、えっ、えーっ!!
さーてと、今日の元気に無賃乗車っと。透明人間の状態で改札をくぐって、人がいない隙にトイレに入って、透明化解除してトイレから出て...
「おい、おまえ電車にタダで乗ろうとしてるだろ」
え?透明のまま改札通ってたよね?ミスしてなかったよね?
「俺は駅が開いてからずっと女子トイレを見張ってたんだ。するといま誰もトイレにいないはずなのに、急にお前が出てきた。そこでピンと来たね。おまえも透明人間だろ。」
「え、まって、『おまえも』ってことは、あなたも透明人間なの?」
って、待って目の前の男がどんどん透けていくー!
「ちょっと待って透ける前に答えてよ!」
うわー、また元通りの透明度に戻った
「見ただろ?いまのが俺も透明人間なことの証明だ」
なんかいらつくなさっきから。てか女子トイレ見張ってたってさらっと言ったけど普通に変態じゃん!!
これが彼との最初の出会いだった。
透明人間あおいちゃん★ @sato_ren
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。透明人間あおいちゃん★の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます