なんてことない俺と相棒が一人前のパイロットとなり、戦争を終わらせる話

@pokomaru87

あらすじ

2人のプロパイロットがいた。

その2人は、戦争が終わるまで戦場に滞在し、尚且つ戦争を終わらせた英雄だ。

公式の記録では、彼らは2人とも死んだこととなっている。

だが、正しくは隠居生活を送っているらしい。

その情報を何とかツテを使って手に入れた私は、彼らを尋ねた。

彼らは思いのほか若く、私が初めて会った時は40代後半だった。

戦争が終わったのは10年前、始まったのは60年前。

彼らはいつから戦争に参加し、そして終焉をもたらしたのか。

色々と聞きたいことを抱えた私を、ディーコンは迎え入れてくれた。

ソワソワする私を、


「まぁ、お茶でも飲んで落ち着けよ、ここにゃこれといったもんは何もないがな…」


と、笑いながら私の方を叩いて宥めてくれた。

私は、ありがたくお茶を頂き、


「あ、あの、出来ればお話を伺いたいと思いまして、、」


と単刀直入に言った。


「HAHAHA、いいだろう、私達も暇だからな。」


初めに聞かされたのは、訓練生時代の話だった。

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