プログラマなんだなと思うこと

のりぽん

第1話 はじめに

 はじめに自分の一人称は「私」でいいかなって考えてみます。理由は当たり障りのない一般的な一人称だと思うからです。

 私自身はプログラマという職業にあたると思います。

 とある企業でプログラミング言語を駆使してシステムの開発に携わったり、簡単なツール(パソコンで動作する少しだけ便利なアプリケーション)などを作成したりしています。

 普段から仕事としているプログラマって何なんだろうと考えることがあります。

 私自身は企業に所属しているからお金をもらっているため仕事としてのプログラマなんだと思います。しかし、プログラミング自体は企業に所属していなくてもできることなんです(むしろ、企業に所属していない方が私のやりたいことをプログラミングとしてできます)。私はなぜ企業に所属しているのかなと考えると、恐らくお金をもらえるからなのだろういう考えが一番最初に浮かんできます。本当にそれだけなのかなって少し考えると仕事の環境(パソコンだったりアプリケーションだったり)を無償で提供してもらえるからだとも思うのです。それでも、デメリットだと感じることはやっぱり仕事としてやっていることなので私自身の意思とは関係ないことをすることだと思います。私自身がまったく興味のないこと(例えば、私自身は医療関係の知識がまったくないうえでレセプトを作るシステムに携わった場合、そもそも私自身が欲しい知識ではないものを理解しないとプログラミング自体ができないなど)も最低限の知識として勉強しないと仕事にならないことでしょうか(そうは言っても勉強しているうちに知識になるとそんなに悪くないと感じることもあったりしますが)。

 企業に所属するメリット・デメリットはもっと深く考えればいろいろあると思います。単純に現実の世界で生活を続けていくことを考えると、お金を稼がないと生きてはいけないので企業に所属する意味はあると思います。それ以外にもパソコンを購入するためにはお金が必要になります。プログラミングを実施するために必要なアプリケーションを用意するのにもお金がかかる場合もあります(無料でプログラミングしてアプリケーションを作ることももちろんできます)。そう考えると、やっぱりお金をもらえるから企業に所属しているのだと思えてしまいますが、実際にはそれだけじゃないと考えることもできます。それは、何も知らないまま「プログラミング」をしようと思いついた場合、ひとりで立ち上がるためにはいろいろな知識が必要になることにそのうち気づくからです。

 ひとりでなんでもできるのであれば、企業に所属(他人に教えてもらうことが出来る場所にいること)する必要はないと思うこともできるのでしょうが、私には難しかったと思います。

 知識も経験もまだまだなプログラマではありますがやりたいことを形にできるようになろうと、私の家にもプログラミングが可能な環境が整ってきています。いま、自宅で趣味でプログラミングが出来ることを思い返すと、企業に所属したプログラマとして生きてきたことは間違っていなかったと言えるのではないかと思います。

 だから、私は今でもプログラマなんだと感じることが出来るのです。

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