第2話 私!社長を目指す!!その②

2番目の子への愛情はある…が…、

さてと世間様の目が気になるわけよ。そんなの気にしなければ良いのに気になるわけよ。まだ私が若かったのもあるかも知れないけどね。だって重度心身の可愛い子どもを車椅子で散歩するだけで「え?私、あなたに悪いことしてます?」って思ってしまうほどの罪悪感を抱いてしまうのよ。

そんなときに私のネガティブを吹き飛ばしてくれていたのは1番目の子ども。

まだ1番目の子どもも幼いのに世間様の視線を感じていたのでしょうね。ある日、1番目の子どもが

「あの人も年取ったら車椅子になったり入院するんだよね?」って大きな声で指をさして私にいうのよ。

最初は1番目の子どもの手を引いて逃げるように立ち去っていた私たち親子。しだいに何で逃げないといけないのかな?と思うようになりいつしか1番目の子どもの言葉に対して、

「そうだね。早いか遅いかだけのこと。早いとみんなが守ってくれるよ。あと人を指でさしてはいけないよ」と言えるようになり逆に好奇の目で見てきていた世間様がその場を立ち去っていくようになった。もちろん世間様の中には優しく手を差し伸ばして頂ける世間様もいらっしゃったのも事実。

思い出しても世間様の優しさに涙がでます。

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社長になって七転八倒 みーさん @mame-z

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