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バブみ道日丿宮組

お題:女の芸術 制限時間:15分

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 SNS上に性別の概念はない。それは名前がある異性のようなものに近い。

 だからこそ、誰であっても僕は下ネタをいう。

 第一に、下ネタを描いてる異性に大して真面目に答えるというのは少し馬鹿げてないだろうか。

「……んー」

 とはいっても、どスレートに『セックスしてますよね、この画像』と返すのは怪しさしかない。

 どうみても陰部と陰部が重なった写真は、まさに性行為なのだが、失礼にあたるかもしれない。

 本人たちはプロレスと評してるようだが、それは裸であれば、絶対におちんちんとおまんまんが接触してる。服を着てないからこそそういった部分は見えないが、間違いなくセックスだ。

 仲がいいということもあるかもしれないが、こうして異性に抱きつけるのはそれなりの肉体を持ってるからこそできることだ。いわゆるセックスアピールのようなもの。

「……いいなぁ」

 僕もそういったことをしてみたい。彼氏が欲しい。彼女でもいいけど……そういう相手が欲しい。

 ぺたぺたと自分の身体を触ってみて、確かめる。

「……」

 凹凸のない身体。肉らしい肉もない貧相な肉つき。

 これで女性というのだから、恐ろしい。

 スマホに写る女性とまるで違う。

 生まれた星が違うのかと錯覚するぐらいに異世界人。親はちゃんと女性っぽい体つきをしてるのに、どうして僕はこうなのだろうか。

 もみもみと胸を揉んでみる。毎日やってるのに、大きくならない。弊害として感度があがって、びくんと大きく反応するようになってしまった。これはいけない。

 いや……違う意味でいくことはできるが、そうじゃない。

「……はぁ」

 少年的な女性は芸術性が高いと本には書いてあったが、信じられない。

 女性は女性らしさがあって女性であり、当然男性も男性らしさがあって男性なのだ。

 中性的なのはよくない。

 もっとアピールポイントを増やしたい。

 大人びた化粧をすべきなのだろうか。

「……んー」

 顔だけ大人びても、肉体が伴われなければ、ただのコスプレだ。

 コスプレがしたいわけじゃない。もっと大人に見てほしいだけなんだ。

 こっそりと姉のブラジャーを拝借してきたが、でかい。

 僕のおしりが入りそうだった。

 どうして……姉妹でこう違うのか。

 納得のいく説明を切に願う。 

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