ひたすら地の文で敷き詰められた不思議な物語。

ほとんど地の文の説明語りで進む書き方なのですが、そこが逆に新鮮で興味をひかれる内容でした。
スマホではなく、時代遅れの公衆電話での会話が切り口という設定ですが、だからと言って古さは感じず、上手く物語に溶け込んでいますね。
同じ表現者として、創作の概念とは何かなどと色々と考えさせられた作品です。